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涙腺のツボ その1

今週の「プロポーズ大作戦」

基本、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を安っぽく焼き直したものと見ていますが。
たかだか6年のタイムスリップ、周囲3メートル程度の世間、延々続く披露宴、
しつこいハレルヤコーラス、謎の決め台詞「ハレルヤ・チャンス!」(横取りする
からですか柳生さん)、すべてが薄焼煎餅。

自称妖精の三上博史(東貴博に似……)が与えてくれる「やり直し」の機会も
依然として奏功せず。
そもそも「幼なじみとやり直したい」がタイムスリップするほどの重要案件かと。
君が手をこまぬいてきた6年で、新郎新婦は愛を育んだのだから、潔く諦めろ山P。
(もし新婦ができちゃってたら、その子の存在を消してしまうことになるよ!)
それになんたって「実らなかった初恋」の方が萌えだ。

と、申し訳ないが全く山Pを応援する気が起こりません。
ラストを想像するに、グッドエンドならケンゾーと多田先生がせいぜい対等で
同じスタートラインに立つ、みたいな感じでしょうか。
バッドエンドなら「タイムスリップは全て、死の床に就くケンゾーの夢だった」。
(この場合三上博史は死神)
ま、どっちでも構わないですけど。

――が、今週は爺ちゃんにやられました。

ニッカーもジーンズもお似合いの夏八木爺ちゃん、後悔の塊たる若造のケンゾーに
カッコよく金言を宣います。
「後悔するなよ。いつも明日が来ると思ったら、痛い目に遭うぞ」
(ちょっと縁起でもない、やめてよ爺ちゃん)

爺ちゃんは田舎に帰るが、せっかく撮った写真を忘れていく。
礼は冷蔵庫に爺ちゃん手製の卵焼きを発見し、嬉しそうに齧ります。
卵焼きを包んだラップの上に「正月には帰ってこい」のメモ。
そこにケンゾーの独白「爺ちゃんはこの年の暮れに他界した…」。
(うっやっぱり。ここでスイッチオン)

未来を知るタイムトリッパーは写真を渡しに行こうと誘う。
「いいって。また正月帰ったときに会えるし」と言う礼に、
「ちゃんと出来る時にやんなきゃダメなんだよ」
「いつも近くにいると思って、先延ばしにしちゃダメなんだよ」
(既に画面歪みまくり)

「明日やろうはバカ野郎なんだよ!」
走り出す二人、そして最高のタイミングで桑田節が。
(もう滂沱の涙)

やり直せるものならやり直したい。
死者に対して後悔のない者などいないでしょう。
ああ言えば良かった、こうしておけば良かった、がてんこ盛りですよ。

車中、写真に同封された礼の設計図を眺める爺ちゃんに泣けた泣けた。
タイムスリップという道具立てが初めて生かされた感のするシーンでした。
この後のキスシーンは蛇足というか、もうどうでもいいや。
いやいや油断していたら秘孔を突かれた。

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