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呪!映画化

「祝」の間違いではなく、その逆。

ネタ不足のテレビ・映画業界が、原作として過去の漫画を漁っては、トンデモナイ代物に仕立て上げてくれちゃうケースが増えております。最近の、ドラマ化・アニメ化・映画化込みのメディアミックスなら勝手にやってくれって話なのですが、多感な頃に触れた思い出ある漫画作品が滅茶苦茶なことになるのは見るに忍びなく。つーかやめてけれ。

去年華麗にスルーしたはずの「笑う大天使」を、過日つい見てしまって、やはり大後悔。

「な、なんじゃあああこりゃああああ!!巨大のだめが暴れてるうう!」

速攻HDDから消去しましたが。

なんか、素人の作った映画みたいで……とにかくヘンテコ。
舞台。豪奢な洋館って長崎にしかないのか。ハウステンボスが似合うのは神戸美和子様じゃん。
制服のデザインがエロキモイ。それ以外もアングラ系芝居の舞台衣装って感じ。ミッション系女子校を思い切り勘違いしてる。
場面のメリハリがおかしい。夢の中のごとくシュールな校内、かと思うと、アクションはやたらリアルでムダに長い。あげくにCGの巨大上野樹里。
役者の台詞や演技が変。学芸会とかじゃなく、もう実験映画。

何かやってみたかったのは分かるけれど、何も「笑う大天使」でやらなくてもいいじゃないか畜生、と泣けてきました。この話の素敵なところは、制服でもSFXでもアクションでもないんだ……。何故にOKしたんでしょうか川原泉先生。

そうそう、あの桜井敦子様を菊地凛子嬢が演じていたんですね。彼女のキャリアの中でもこの映画、なかったことになってたりして。

※本作だけでなく川原泉作品を通して、ヒロインの気になる男性の見合い相手として度々登場する令嬢。彼女に非はないのだが、割と阿川佐和子様状態。

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著者:川原 泉
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何つーか、高級娼館のようです……

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もう一つ、こっそり映画化されていた「吉祥天女」 Kisshotennyo

これまた昨年のテレビドラマには開いた口が塞がりませんでしたが。映画の主役、鈴木杏ちゃんはベッドシーンも頑張られたようなので(あの最新北野映画に出れば何でもできるはず)、ドラマほど悲惨なことにはならないだろうと祈ってみる。でも彼女が睨んでいると必要以上にホラー映画のようだなあ。もう少し普通にトラディショナルな美少女はいなかったのだろうか。

ダメダメなのは雪政。津田寛治さんは嫌いじゃないんだけど、歳食い過ぎ(ドラマでは「何で近藤芳正?!」と悲嘆にくれたのだったが、さっき調べたら井田國彦という人だった…何という記憶違い)。
雪政は主人公小夜子が幼いときから傍に仕える親戚筋の男性(映画では設定が変わっている?)。歳が離れているといってもせいぜい12、3歳違いで、年上のお兄さんってところ。出合った時から心は彼女に奪われたまま、その心をあからさまに見せることなく淡々と彼女に付き従い、時に彼女が他の男に心を動かされているらしいのを黙認する姿が萌えなのです。ここで歳が離れすぎていると身の程知らずのオヤジになってしまう。だからオジサンじゃ駄目なんです

主人公は、自分を性的欲望の対象にしたり力で支配しようとしたりする男共に、一転夜叉となって天罰を与えていく(まあ片っ端から殺してしまう)のですが、時代設定が昭和45年になっているのはそのあたりが現代に通じにくいってことですかね。女性が受ける理不尽な暴力というのは今も余り変わっていないような気がしますけれど。

興味は多少あるものの、敢えて見ないことにしておきます。

余談ながら、「笑う大天使」のショックは一緒に録画しておいたマツケン映画でちょっとやわらぎました。あの松山ケンイチ君の、ツッパリ(死語)姿やリーゼントや狂犬みたいな表情が珍しかったもので……。
(しかしヤンキー先生がちゃっかり参議院議員になってしまったので興醒め。教育再生はいいから政界を叩きのめす直すか更生させるかしてくれ)

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――と思ったら。
松山ケンイチで「カムイ外伝」初実写化?!
マツケン君は嫌いじゃないけど、違う…、カムイじゃないんだ……。
だって、カムイは美青年なんだよう。
崔監督、クドカン脚本ってなんなんだよう。CGは嘘くさいからやだよう。

頼むからやめて。

2時間前後の映画にまとめられるような世界じゃないんだから。白土さんをなめるな。

カムイ外伝 (1) (小学館文庫) Book カムイ外伝 (1) (小学館文庫)

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