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磐音様の二つの顔

磐音様、いつの間にやら小ざっぱりと白絣、月代も剃られ……涼やかで良うございますが。
やはり「居眠り磐音・無頼控」路線は不評だったか。
なるほど(←調べた)変装のため町人風に形を変えたとのこと、上手い言い訳よくお似合いです。微妙に目立ちすぎでしたもんね。

しかしながら江戸での隠遁生活も監視され(もともとの姿に戻ったから見つかりやすいのか)、国許の陰謀ますます渦巻き、刺客までもが送り込まれ、いずれ藩の重役達と対決するは必定(原作読んでないから憶測)。
また日々の暮しに追われつつも、その並々ならぬ才を活かし、「磐音様事件簿」とでも呼ぶべき超用心棒的なお働き。

その二つのお顔が面白く、もう見逃せませぬ(レコーダー壊れて2回も見逃したけど)。
いっそ、普段は優しげな町人姿に身をやつし、事起これば眼光鋭く白刃閃き、みたいに……あ、やりすぎると「必○!」になっちゃうか。

とか言いながら、大判を齧る由蔵様萌え。正に今津屋の影の主人、貴方無しではお店は立ち行きません。

そして、何故か金がらみの事件を今津屋に持ちこみ、たびたび捜査に協力させる筆頭与力笹塚様。ど庶民なお顔立ちで油断させながら何をお考えか、こちらも胡散臭いです。
与力と言えば、関取・火消し頭と並んで、江戸の三大イケメンの一人なのだそうですが(杉浦日向子大先生の「一日江戸人」に書いてあった)、笹塚様はそういう感じではないのでちょっと残念。

何だかみんな腹に一物ありそうで……(悪だくみではないが磐音様然り)。

その分おこんちゃんが鯉のぼりのような江戸っ子ぶりを発揮、所構わず磐音様大好き光線を出しまくってます。気づけばタメ口まで(本来はそれでいいんでしょうが、一応奉公してるから敬語を多用しているのかと)。でもそんな真っ正直が磐音様には安らぎだったりするのかも知れません。

安らぎもつかの間、磐音様と志を同じくする伊織たんが消され(部屋の位牌が増えるのだろうか)。その仇を討たんとする磐音様のお顔は苦しみと怒りに満ちて、さながら幽鬼。月明かりにしても寂しげな、黄緑色のライティングが絶妙。
こんな渋い場面なのに、ま、また笑わせられちゃうのか?と固唾を呑んで見守っていたらば、飽くまで渋い殺陣で終わり安堵致しました。

本来なら明朗快活な若人であったろう磐音様の、苦悩と心痛の翳りを深めてゆく様が何とも言えません。もしやそこに萌えるのが本道か。

 

やはり漫画が一番だと思うのですが、労力対効果の面で厳しかったらしい。佐伯さんの転身と似ている気が。

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