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磐音、歩き続ける

お家騒動、涙の再会と、主な山場が終わってしまって、最終回は若干腑抜け状態(あ、見ている方がです)。

思いつめた様子の今津屋お内儀たっての願いで大山参詣。主人お内儀に加え、用心棒に磐音様、お世話係におこんちゃんがお伴してダブルデート状態。道中浪人崩れの物盗りなど出ますが、磐音様の敵ではございません。さすがは今津屋お抱えの剣客、苦戦しているように見えて、その実生かさず殺さずなぶっているのかも(ううむ、だから猫剣法……?)。

そんなこんなでようやくお艶様のご実家に。お艶様を診に、古い馴染みのお医者がいらっしゃいます。

高橋元太郎様キタ━━!!(AA略)

ご老公のような落ち着き、円熟の台詞回し。もう素敵すぎ。

不治の病を隠していたお艶様。その参詣の願いを叶えるため、磐音様はお艶様を背負って山を登ります(しかも前の晩に下見付き。いくらお若いとはいえ、有り得ない体力)。無事に権現様にお参りし、下山しますが。

「その夜から、大山道に天狗が出るという噂が広まった。」

――ぶはっ。
いや、松本アナのナレーションのせいではありません。磐音様、突然修験道に目覚めてしまったのか、白装束で山を駆け巡り水ごりを取り始めます。褌一丁で滝に打たれるのはもちろんサービスですね(今津屋主人も水ごりをしましたが、こっちは夫婦愛の強調ということで)。なんと心優しい磐音様。白い左肩に微かに浮かぶ刀傷が凄艶です。

雨の夜も、子泣き爺よろしく蓑傘つけて韋駄天走りの磐音様。陰から熱く見つめる謎の男、「まさしく、天狗…!」。ただの品川君2号か、それとも良からぬ企みか?

真っ暗な山中で祈る磐音様に別口の男共が襲ってきます。囲まれた磐音様、慌てず騒がず応戦。見事な太刀さばきに敵は退散、物陰から見ていた先の熱い視線の男、「……凄い!」(←ずぶ濡れで)
ちがうよ、ただのサービスだよ最終回だから。ところでこの闇討ちしてきた連中は誰なんでしょう。物盗りの仕返しか、別の山賊か、修験仲間か、それともシマを荒らされた阿夫利神社の天狗か(多分1番だろうけど、いちいち顔覚えらんない)。

今津屋主人、先のないお艶様と二人だけでゆっくり過ごしたいと、磐音様おこんちゃんを江戸に帰します。やた、公認デート!と思う間もなく、例のストーカー熱視線男が!彼も浪人、武芸者として名を挙げたいと磐音様に勝負を挑みます。でもこんな山奥で、知る人ぞ知るだけの磐音様を倒してもどうなのよ。道場破りとかした方が手っ取り早いんじゃないの?

しかしこれもおそらくは最終回見せ場サービスの一環、その証拠にまたまた満月殺法が(出た出た月が、朝だけど)炸裂、男はあえなく打ち倒されます。そこでいつも何も言わないおこんちゃんが珍しく「死んだらどうするのえーん」と泣いて見せ、まんまと磐音様に負ぶわれる事に成功。で……えっ、このツーショットで終わりですかそうですか。

贅沢な配役!溢れるお笑い!是非続編を!!

バラエティに富んだキャスト(主におじさま方)が次々出てくるところは、さすが皆様のNHK(小林隆氏もナイスでした)。しかしながら、演出がいちいち笑えてしまうのは何故。その随一は磐音様のなんちゃって眠狂四郎スタイル&満月殺法月光シーンでしょうか。磐音様が半眼になるのも素敵です。あと、男女の回想シーンが型にはめたように追いかけっこなのにも爆笑致しました(いわゆる、「待てー」「つかまえてごらんなさい」「あははは」「うふふふ」という古典的なやつ)。それが、磐音様と奈緒様の時も、今津屋夫婦の時も、全く同じパターンなので笑いを禁じ得ず(ってこれ時代劇の文法?)。

磐音様という主人公も、やってることは素で女たらしなのですが、演じる山本耕史氏がストイックでお上品な雰囲気を湛えており、下品に見えなかったのが勝因ではないかと思われます。原作も長く続いているようなのでネタには困らないでしょう、はまり役としてまたいつか拝見したいものです。

「居眠り磐音」の記事が増えて「時代劇」カテゴリを設定したくらいなので、結構好きだったのかも知れません。いやあ楽しかった。

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