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縁があったらまた会おう

Youngshige←どっかで拾ってきた画像

結構ドキドキものだった「姿三四郎」、おいしいシーンをうまくつないで、予想外に面白く見られました。加藤成亮君(以下ヤングシゲと呼ぶ。シゲは私にとって城嶋茂であり、彼をオールドシゲと呼ぶのは忍びないので。ちなみにヤングアナキンとアナキンの呼称に倣った)はかなりの熱演、言葉遣いとか歩き方とかあまりに今風でうーむ……な点もあれど、熱くまっすぐな感じが出ていて良かったです。

ご苦労、ヤングシゲ。よくやった。

まさか乙美の死までやるとは思っていなかったのに、やってくれましたねえ。津久井譲介との私闘が若干短い気がしたけど、ちゃんとその前に高子の誘惑シーンもあったし(本当は馬車の中でという結構エロい状況なのだが、ベッドの方がその後の場面展開につながるからでしょう)。私闘の末転落しかけた三四郎と譲介を救うのが檜垣だったのも、三四郎に敗れた檜垣がその後良き友人となり、乙美との仲を応援する……という略された部分を上手に処理したなあという感じでした。
明治の女子が簡単に愛してるだの好きだの言ってしまうのがやや残念だったかなあ。あの高子さんですら、羞恥とプライドが邪魔をして「姿さんが好き」とは口に出せないのだし、乙美さんなんてもう一体何十ページ悶々としているのやらというもどかしさ、しかし悲しきは2時間ドラマ、尺がないという言い訳。

すぱあらとの対決もうまく入れたもので(後年これを実地でやった人がいたから有名なくだりなのですが)。乙美の苦境を救うため見世物に堕するを甘受する三四郎、それなりにつじつまは合いますね。「武士道の為に外国人と戦う」という観点は(番組の本質的に)きれいに削られています。しかし、三四郎の前にボクサーと戦った咬ませ犬柔術家も檜垣……どんだけ便利に使われるの檜垣源之助。

そうそう、左文字大三郎は確かに原作にいたけど、別に出さなくても良かったね。つーか、時代劇要員としてこっそり期待していた風間俊介、見事に舞台風演技で浮いてたな(いや深読みすると、自分に眼を引き付けてヤングシゲの演技への突っ込みをかわす先輩風なのかも)。小日向さんのナチュラル演技を見習いなさい(ってそんなに出番なかったが)。

竹脇無我様は本当にカメオでした……まあ記念に。

冒頭のナレーションを聞いた時「そうだ!若き矢野正五郎は山本耕史氏(髭付)でもいいかも~えへえへ」などと妄想したのですが、なんのこたあない、「嘉納治五郎杯柔道ワールドグランプリ」の案内役じゃん。ってことは、「姿三四郎」自体が柔道ワールドグランプリの番宣ドラマなんじゃん、と気付いた瞬間激しく萎えました。なるほど「外国人排斥」なんて、心では思ってても(←オイ)ドラマではチラリとも出すことができないわけですよね。
今や柔道は世界スポーツとなり、日本の支配を離れようとさえしつつある現状ですが、先生はそれをお望みになっていたのでしょうか。どうする日本柔道界。

と、裏側や内幕を考えてもあまり面白くないのでやめにして、製作にはそれなりに力が入っていたようだし、そこそこ楽しませてもらったので許しましょう。それが人の道、そして柔の道(違う)。

※追記 矢野先生は正五郎でした。先生にお詫びして訂正致します。IME2007のバカ……。

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