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本屋に本がなかった

とある方法で順調に読了した水滸伝二巻。このペースなら今年中に最新刊まで追いつくのも夢ではなさそうな。

しかし先日三巻を買いに本屋へ行ったらば、北方水滸伝平積みコーナーに深い穴がある。よく見ればよりにもよってお目当ての三巻がその穴で、底まで一冊もなし。
数日後再び見に行くが、なんとその状態が全く変わっておらず呆然とする。
書店としてあり得ない。

マニアックな本じゃなくて、ベストセラーですよ?
フロア面積の決して小さくない店なのにこの体たらく、だからネット書店が栄えるのでしょう。

水滸伝〈3〉輪舞の章 (集英社文庫) (集英社文庫)

水滸伝〈3〉輪舞の章 (集英社文庫) (集英社文庫)

著者:北方 謙三
販売元:集英社
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仕方がないので一緒に注文する本がたまるまでカートに入れておく。早く続き読まないと忘れちゃうよう。

さて着実に読書できるとある方法、読書室を作るというもので。
毎日必ず入るその部屋に本を置いておくとあら不思議、入室するたびに本が読める。外界の音もそこそこ遮断されるので集中できて、大層はかどりますです。本をどこかに置き忘れることもなく、一石二鳥。

ま、あまり大きな声ではお勧め致しませんけれども。

話としては引き続き「闘いに己の生きる意味を見出す男達の熱い物語」なので、読み手はただ物語に浸ればいいのだと思って読んでいる。北方さんの文体は嫌いじゃないし。
教訓としては「人の尻馬に乗るのも悪いことではない」……違う?

そうそう、例の(「金瓶梅」の)潘金蓮が出てきてあっという間に死んだ。ついにスピンオフのオリジナルを読んだぞ!原著でもあの程度の出番なのだとしたら、相当の妄想力で作られたのだなあ、「金瓶梅」。

スピンオフほどそればっかではないですが、本編にも多少の性描写が。何かの雑誌記事で「知人の小5の息子も読みハマっている『北方水滸伝』!」とあるのを見て、え、ってことはお子様があんなシーンやこんなシーンも読むわけ?と他人事ながら心配になったりして。そうか、性教育にも使えるのか(違う)。なんたって中国文学の柱は色・金・超人・妖術だからね(嘘)、色の要素は大きいかも知れない(そういや「ラスト、コーション」も超人的で妖術まがいのs)。

とそれはおいといて、とにかく男の生きざまを描いた男たちの物語だ(彩りとして女性も登場)、という作者様の話を7年くらい前の対談記事に見つけました。

「有隣」 座談会 北方「水滸伝」の魅力

ご本人の過去の革命の記憶が理想郷的に投影されているようで。
現実の夢は破れ、はたして物語中で革命は成し遂げられるや否や。
「革命」という響きには確かにこう、燃え立つものがありますけどね。

もう本屋に行くのが億劫なので続きも買っとこ。
水滸伝 4 (4) 道蛇の章 (集英社文庫 き 3-47) (集英社文庫 き 3-47)
水滸伝 5 (5) 玄武の章 (集英社文庫 き 3-48) (集英社文庫 き 3-48)

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