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「33分探偵」を見た

たまたますることもなく起きていたので。

奇妙なサブタイトルが気になるものの、録画して視聴するほどのモンでもなかろうと思っていたが、その通りだった。別に最初から見なくてもいいし、最後まで見なくても気にならない、そんな感じのドラマ。各種番組紹介で「ゆるい」と形容されていたのに得心した。

この「ゆるさ」は、「テンション低い」「脱力系」と言い換えられるかも知れない。

まず主演の堂本剛が素晴らしいテンションの低さだった。
およそ自己主張しないその演技は、画面の中で誰が主人公なのか分からないほど。この終始一貫したテンションの低さが、ドラマを一度も盛り上げず淡々と終わらせている。

唯一目を引く自己主張は、ルパンⅢ世並のズボン丈くらい。

キャストで一番濃いと感じたのが情報屋の小島よしおだが、着衣のためか努力してテンションを抑えているせいか、割と普通に、昔の丹波哲郎ドラマとかに出てくる(国籍不明の)端役っぽく見えた。

ストーリーも力が抜けきっており。

探偵のドラマだから推理物というジャンルになるかと見せかけて、メインは推理でなく探偵の妄想。事件解決には全く関係ない妄想が話の大半を占める。まったくやる気がございません((c)所ジョージ)。

探偵の話を聞きながら、刑事が犯人と思しき人物に手錠を持ち出す(しかしことごとく犯人ではないので引き下がる)ところが、何となく動きのあるシーンだけれども、例えるならずーっと一本線だったオシログラフがほんの少し動くレベルのテンションというか。
この刑事が高橋克実氏なので、やはりテンションの低さに寄与していると思われる。

「密室殺人トリックの鍵は訓練した犬」(←「名探偵モンク」でも見たことあり。推理物の定番なのだろうか、それともおちょくりか)の妄想が余りにもアホらしくて、ひたすら犬がご苦労さん。

で、そのうちエンドロールが始まったので、話が終わったらしい。結局どういう話なのかはっきりとは分からなかったけれど、別にどうでもいいという気持ちだった。心に波風が全く立たないという点で、寝る前に見るのにふさわしいと言える。

こういうドラマこそ夜中ではなくゴールデン帯に放送するべきである。見ている方も脱力してテンションが下がり、さっさとテレビを消して早寝するのではないだろうか。さすれば電力消費も二酸化炭素排出量も減り、地球温暖化もスローダウンといいことづくめである。

と、見る者をミツユビナマケモノのように変える、結構なドラマだった。

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コメント

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投稿: male shoe lifts | 2013年8月12日 (月) 01時59分

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